Googleビジネスプロフィール(以下、GBP)とは?
GBPを活用していくメリットはあるの?
ここでは、Googleビジネスプロフィールにまつわる様々なことについて解説していきます!
その前に…
マーケティングリサーチについて少し解説いたします。
マーケティングリサーチとは、企業や組織や市場や顧客のニーズや要求を理解し、戦略や意思決定に活用するために行われる活動をさします。
マーケティングリサーチの目的は市場を把握し、商品やサービスの開発、販売促進、広告キャンぺーン、価格設定などの戦略立案に役立つ情報を得ていくことです。
マーケティングリサーチを実施することで市場の需要とトレンドを把握し、効果的なマーケテイング戦略を考えていくことができます。
マーケティングリサーチを進めていく際には、Googleの検索機能に注目する必要があります。
ユーザーがよく使う検索ワードに応じたWEBサイトの構築をしていくことで、求めるユーザー層とつながっていくことができます。企業の認知度をあげることも可能で、認知度が上がることは商品・サービスの売り上げやリピート率の増加につながっていきます。
このGoogle検索において、認知度をあげていくためにはMEO対策が必須となります。
ここで活用できるのがGoogleビジネスプロフィール(GBP)です。
GBPでは、企業名(ショップ名)や住所、MAPなどをユーザーにアピールしたいことを掲載していくことが可能です。また、クチコミもいただけるので、クチコミに丁寧に返信していくことで信頼度やブランド力をアップさせていくこともできます。
こちらの記事では、GBPとは?という基礎的な部分から、活用方法、そして、管理運用代行サービスを依頼するときのポイントなどご紹介していきます。
目次
- Googleビジネスプロフィールとは?
- Googleビジネスプロフィールを活用するメリットは?
- Googleビジネスプロフィールを運用していくためのポイント
- Googleビジネスプロフィールを自身(個人)で運用するときのメリットとデメリット
- Googleビジネスプロフィール管理運用代行とは?
- Googleビジネスプロフィール管理運用代行を依頼するメリットとデメリット
- Googleビジネスプロフィール管理運用代行にお願いできる内容
- Googleビジネスプロフィール管理運用代行依頼で発生するコスト
- Googleビジネスプロフィール管理運用代行先を選ぶときのポイント
- こんな会社には要注意‼‼避けたほうがいい代行会社
1.Googleビジネスプロフィールとは?
1-1 Googleビジネスプロフィールとは?
Googleビジネスプロフィール(以下、GBP)とは、Googleの検索結果やGoogleマップ上に掲載する企業や店舗の情報を簡単に編集できる無料オンラインツールです。
GBPを整えることで、ユーザーとの接点を増やして認知度を高めていくことができます。
1-2 誰でも使えるの?
GBPはGmailアカウントをもっている方であれば誰でも利用できます。
アカウントを持っていない方は無料で作ることができますので、Google新規アカウント作成ページからGmaiアカウントを作成することで利用可能となります。
1-3 どうやって開始させるの?
GBP上で店舗名やビジネス名、ジャンル、連絡先などの情報を登録することですぐに利用開始できます。連絡先や営業時間、取り扱い商品やサービスに関して詳しく掲載することが可能です。
2.Googleビジネスプロフィールを活用するメリット5つ
2-1 活用するメリットは?
①コストをかけずにWEB集客につなげることができる
→GBPは全ての機能を無料で使うことができます。コストをかけずに広告をだすことができるというイメージです。
②ユーザーの反応を分析できる
→GBPには「インサイト」という分析機能があります。
ユーザーの閲覧数やWEBサイトへの移動など詳しい統計があがってきますので分析・検証するときに役立ちます。
月単位での変化をみていくことも可能です。
③最新情報を簡単に写真付きで投稿できる
GBPのページにはイベントやキャンペーンの情報をのせることができます。頻繁に新規ユーザーに対して店舗の情報をお伝えしていくことができるため、認知度アップひいては集客力アップにつながっていきます。
この機能は年末年始やGW時期に営業時間の変更がある、臨時休業するといったときに使用することでトラブルを回避することにもつながります。
④来店する可能性が高い顧客にアプローチできる
Googleマップと連携しているため、地名+キーワードで検索されたときにGBPの上位に掲載されていれば、ユーザーの目にとまりやすく認知→来店の流れを作ることができます。
キーワード検索の場合は、ユーザーのニーズと合致する商品やサービスをすぐにご提示できていることになるため、ここでも来店する可能性を高められます。
⑤無料の自社サイトとなる
ホームページを持っていない店舗もあるかと思います。
ホームページはサーバー代やデザイン費などさまざまなコストが必要となる場合が多いですが、GBPは無料ですので、無料のホームページ代わりとして運用していくことも可能です。
3.Googleビジネスプロフィールを運用していくためのポイント5つ
①コンテンツ内容とキーワードを関連づける
→特に大切なポイントです!!
MEO対策においてもSEO対策と同じようにキーワードに適した内容の投稿が求められます。
例えば、飲食店の場合は「イタリアン おしゃれ」や「イタリアン 美味しい」などユーザーが検索しそうなキーワードを思い浮かべてコンテンツと掛け合わせて投稿していきます。そして、検索の際に上位表示されれば、ユーザーが来店する可能性が高くなるのです。
また、Googleでは同じ情報が掲載されていると知名度が高いと表かされ、検索の際に上位表示されやすくユーザーに届きやすくなりますので確認していきましょう。そうなの?
②表示されている情報を常に確認する
→GBPでは画像やクチコミが表示されますが、表示される内容はGoogle側が選定を行っているため自身で選んでいくことができかねる部分があります。そうなの???
そのため、自身のGBPをユーザー目線でチェックして誤情報がないかなど確認していく必要があります。
誤情報が掲載されてしまっている場合は、Google側に削除申請を行い、すぐに情報を書き換えましょう。
手間のかかる作業ではありますが、定期的に確認することをおすすめします。
③SNSとの相乗効果を狙う
→SNSの発信にも力をいれていきましょう。年齢層によってはWEBよりも先にSNS検索を主に使う方もいます。SNSで店舗情報をみつけたユーザーがGoogle検索をかけることは大いにあります。SNS→WEBの導線を整えておくことも大切なポイントです。
ターゲット層に併せたSNSツールを選択して発信していきましょう。
④ガイドラインを遵守する
→GBPにも掲載情報や活用方法に関するガイドラインがあります。ガイドラインを遵守しないとアカウントが停止されてしまったり、検索上位から外されてしまったりすることがありますので、十分な注意が必要です。
⑤更新頻度を高める
→SNSツールと同様に更新頻度を頻繁にすることでユーザーの目にとまる可能性を高められるだけではなく、GBPを活用していることが伝わるので上位にあがっていきやすくなります。
4.Googleビジネスプロフィールを自身(個人)で運用するときのメリットとデメリット
GBPは、各種情報の登録やガイドラインの把握、写真準備やクチコミ対応を考えて返信できる時間があれば問題なく運用できるようにわかりやすく構築されていますが、
ここで、ご自身で運用するメリットとデメリットをみていきたいと思います。
<メリット>
・コストがかからない
・クチコミに対して自分の言葉で返信できる(伝えたいことが伝えやすい)
・クチコミ者の再来店を把握しやすい
<デメリット>
・時間がかかる
・インサイトの分析が難しい
・めんどくさくなって放置してしまう
上記のようなことがあげられます。
特にGBP運用開始時期はデメリットを強く感じてしまうことが多いかもしれません。
ただし、コツコツと長期的に運用していくことが最も大切なことになりますので、続けられる現実的な方法を検討していく必要があります。このデメリットの部分をカバーしてくれるのがGBP管理運用代行です。
5.Googleビジネスプロフィール管理運用代行とは?
GBP管理運用代行とは、企業や店舗名などを上位に表示できるように運用や登録を管理代行してくれるサービスです。
GBPの運用方法がわからない、MEO対策がわからない、時間(人材)が足りない。でも、WEB戦略を考えていきたい企業や店舗がGBP運用に関する業務を委託するといったサービスの1つです。
GBP運用代行会社によって細かいサービス内容は異なりますが、情報の更新やインサイト分析、クチコミ返信などを回数や時間で区切ったメニューが提示されています。
※GBP管理運用代行と似たものに「MEO代行」があります。MEO代行の主な業務内容はGBPの最適化による上位表示の獲得です。そのため、GBPとほぼ同義と捉えて問題ないでしょう。GBP管理運用代行のひとつとしてMEO対策が含まれているとも言えます。
6.Googleビジネスプロフィール管理運用代行を依頼するメリットとデメリット
ご自身で運用するときのメリットとデメリットを先にお伝えしましたが、管理運用代行を依頼するにしてもメリットとデメリットが考えられます。
<メリット>
・各種登録作業や管理の時間的コストが削減できる
・経験、知識、実績をもったスタッフが担当してくれる
・本業に集中できる
<デメリット>
・コストがかかる
・最新情報の発信が少し遅れる(運用代行側の営業日・営業時間に更新されるため)
・契約終了後は自身で運用していくことになる(継続できなくなる可能性がある)
7.Googleビジネスプロフィール管理運用代行にお願いできる内容
運用代行をお願いできる主な内容は以下の項目であることが多いです
※運用会社によって細かい部分は異なります
<依頼可能な項目>
・アカウント作成
・基本情報入力
・アカウントの運用・管理(インサイト分析)
・キーワード検索での上位検索
・最新情報の投稿
・写真のアップロード
・クチコミの効果的な返信
8.Googleビジネスプロフィール管理運用代行依頼で発生するコスト
GBP管理運用代行費用の相場は2~3万円/1月ほどといわれています。会社によっては数千円からサポートしてくれるサービスを打ち出していることもあります。
プランは大きく分けて「成果報酬型プラン」と「固定報酬型プラン」があります。「成果報酬型プラン」は成果に応じた課金が発生する仕組みです。
一方、「固定報酬型プラン」は幅広い対応が可能となり、すべてを専門スタッフに委託することができます。
どちらのプランが自社にあっているのかどうか、予算やWEBマーケティング戦略を考えたうえで選択することをおすすめします。
9.Googleビジネスプロフィール管理運用代行先を選ぶときのポイント
いくつもある運用代行会社の中で迷うこともあると思いますので、次のポイントをご確認の上検討してみてください。
・適切な料金プラン
・実績がある
・自社サービスの業種に詳しい専門スタッフが在籍している
・最低契約期間が設定されている
・GBP以外の手法(食べログなど)も取り扱っている
・GBPのガイドラインを遵守した運用代行をしている
10.こういう会社は注意‼避けたほうがいい代行会社の特徴
残念ながら、GBP管理運用会社には悪質な会社も存在しています。悪質な会社と契約してしまうと効果がでないどころか余計な費用がかかってしまうケースもありますので注意が必要です。
悪質な会社の特徴は以下の3つです。
①Googleの関係者を名乗る
②「絶対」「唯一」というワードを広告でつかっている
③料金プランを提示していない
ここは1つずつ詳しくみていきます。
①Googleの関係者を名乗る
→Googleの関係者がGBPの運用代行を行うことはありません。それは関係者が運用代行してしまうことで公平性が失われてしまうためです。だからこそ、関係者を名乗る会社には注意が必要です。
Google広告の理解度テストに合格された取得できるGoogleパートナーシップを名乗っている方はいるかもしれませんが、Google本社との関係はないといわれています。そうなの?
②「絶対」「唯一」というワードを広告でつかっている
→広告において「絶対」や「唯一」のワードを根拠なく使うのは景品表示法違反となります。根拠がない断定的な広告をうちだしている会社をすぐに信用しないようにしましょう。
③料金プランを提示していない
→契約説明をしているときに明確な料金プランを提示してこない会社には注意が必要です。あとから多額の追加料金を請求されてしまうことがあります。さらに、トラブルが発生後に解約しようとすると最初には説明されていない違約金や解約金を提示してくるケースもありますので、事前に確認しておきましょう。
最後に…
GBPは適切に運用していくことでSEO対策と比較して短期間で成果がでやすいとされており、費用対効果が高いといわれています。ただ、登録して終わりではなく継続的にコツコツと情報更新や最新投稿などをうっていく必要があります。
この記事が自社の状況にあった最適なプランを選ぶ一助となりますように。